ピース・オロマのプロフィール:
ピース・オロマはウガンダ出身のパラリンピック陸上選手。
2021年の東京パラリンピックでパラリンピックデビューを果たし、T13の100メートルと400メートルに出場。
また、ウガンダの マケレレ大学に在学をしていて、気象学を専攻している。
質問:「陸上を始めたきっかけとパラリンピック出場の動機はなんでしたか?」
ピース・オロマ選手:「陸上を始めたのは高校の頃ですが、当初はそれほど本格的トレーニングをしていたわけではありません。
大学に入ってから、学生アスリートと出会い、一緒に様々なスポーツをするようになりました。最初はゴールボールという視覚障害者向けの競技を始めました。その後、コーチが私の可能性を見抜き、陸上を勧めたのです。ランニングチームにトライアウトをし、そこから選ばれてチームに入れてもらうことができました。そして、『君ならパラリンピックを目指せる』と信じてくれたことが、陸上のトレーニングを本格的に始めたきっかけです。」
パラリンピックを目指すようになったのは、高校時代から好きだった陸上やスポーツ全般へのパッションがあったからです。パラリンピックのチャンスを得た時、私はそれを掴まなければならなかったのです!」
質問: 「今の自分を形成した、人生の中の出来事はありますか? 」
ピース・オロマ選手:「はい、それはスポーツを始めたことです。スポーツを始めたことで、自己管理、物事の進め方、自制心、タイムマネージメントなど様々な人生の学びを得ました。スポーツは私の人生を変えました。」
質問:「スポーツでも学業でも、何かに秀でるために大切な資質やマインドセットは何だと思いますか?」
ピース・オロマ選手:「何かをやろうと決めたら、集中して目標に全力で向かうことが大切です。それを最優先にすることで、自分の望むことが実現出来るのです。
例えば、プロアスリートとしてスポーツと学業を両立することは簡単なことではありませんが、私はスポーツと学業の両方で優秀な成績を収めるという大きな目標を実現するためにタイムマネージメントをしながら毎日全力を尽くしています!」
質問:「東京パラリンピックに向けて、パンデミック中もトレーニングを続けられた原動力は何ですか?」
ピース・オロマ選手:「まず、パラリンピック予選ですでに出場権を獲得していたことです。2つ目は、私は走ることが好きで、このスポーツに対して強いパッションを持っていることです。3つ目は、冒険が好きなことです。世界のどこかに行ってパフォーマンスをしたり、大会に参加したりする機会があると、いつも頑張ろう、ベストを尽くそう、自分の才能を世界に見せようという気持ちになるのです。」
質問:「東京パラリンピックにウガンダ代表として出場した感想をお聞かせください。」
ピース・オロマ選手:「日本では、色々なことを経験しました。パラリンピックの環境はとても気に入りましたし、世界のあらゆるところから来た新しい人たちとの出会いもありました。この経験で、私は世界と繋がりました。また、他のアスリートをたくさん研究し、どうすれば自分のパフォーマンスを向上させることができるかを確認することができました。今まで経験したことのない大きな成果で、自分にこんなことが起こるとは思ってもみませんでした!」
質問:「次の夢や目標は何ですか?」
ピース・オロマ選手:「次の目標は、チャンピオンになり、優勝することです。それと同時に、学業とスポーツの両方で優秀な成績を残せるように頑張ります。
学業が終わったら、まずはランニングに専念します。スポーツは長く続けられるものではないので、走ることに集中したいです。スポーツは長く続けられるものではありませんから、多くのチャンピオンは、絶頂期を迎えてもう走っていません。怪我をしたりして、気がついたら競技から遠ざかっていた、ということもあるのです。私は、今のうちにこの機会をうまく利用して、プロとして世界の舞台で活躍したいのです。だから、学業を終えたら、まずは走ることに集中をしたいです。」
質問:「ロールモデルはいますか?なぜその人があなたのロールモデルなのですか?」
ピース・オロマ選手:「はい、私のロールモデルは、アメリカのオリンピックランナー、アリソン・フェリックスです。彼女のパフォーマンスには感動しますし、彼女の生き方にはとても刺激を受けます。私もいつかアリソン・フェリックス選手のようなチャンピオンになるんだと、トレーニングをしているときはいつも自分に言い聞かせています。」
質問:「若者やプロアスリートを目指す人たちにメッセージをお願いします!」
ピース・オロマ選手:「私から若い人たちへのメッセージは、まず自分自身を知ることです。まず、自分自身が何者であるのか、そしてどのような夢や目標があるのかを理解すれば、そこから先はスムーズに進むはずです! 決断力と集中力を持ち努力をし、日々の選択が自分の夢や目標に繋がっているかを確かめることが大切です。 なぜなら、あなたの夢や目標を実現させるのはあなた自身だからです。」
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